« 豚汁は素材をだしに・・・ | トップページ | 異常気象で起こること »

2005年11月 5日 (土曜日)

納豆にがんリスク

■イソフラボン摂取目安量、男性で70ミリグラム、閉経前の女性で59ミリグラム、閉経後の女性で71ミリグラムというのだが・・・

natto11-5JPEG18K
………………………………………………………………………………………………
◆食品安全委員会 大豆イソフラボンの1日摂取目安量を再審議<金沢大学薬学部くすりと健康プラザ:くすりについての役立つ情報 2005年10月 21日>より
■「揺らぐ大豆イソフラボン 食品安全委員会 摂取目安を再審議 「取りすぎ」体に悪影響」という見出しで、健康によいと注目されている大豆イソフラボンの1日摂取目安量について食品安全委員会で再審議されていることが、朝日新聞(平成17年9月23日)に報道されている。
大豆2パック程度で安全性が懸念される?・・・一部
 大豆イソフラボンは、構造が女性ホルモンのエストロゲンによく似ている。このため体内でエストロゲンと同様の作用をすることが期待され、更年期にエストロゲンの減少で進行する骨粗鬆症などの予防に有効とされる。だが過剰に摂取すれば、内分泌かく乱作用などの懸念もある。同委員会の専門調査会は、疫学や実験のデータをもとに安全性に問題のない摂取量の目安を議論してきた。専門委員会が4月に示した摂取量の目安案は、アグリコンの量として、男性1日当たり70mg、閉経前の女性はアグリコンの量として59mg、閉経後の女性は同71mgであった。一方、国民栄養調査(02年)による主な大豆食品100g中のアグリコンの平均含有量は、みそ49.7mg、納豆73.5mg。目安案は「日常的に食べている豆腐や納豆などの伝統的な大豆食品による摂取量では安全性への懸念はない」とした。だが、4、5月、一般の意見を求めたところ、「納豆は1パックが40~50gだから、2パック程度で超えてしまう」「大豆食品の食べ過ぎで影響が出たなどは聞いたことがない」といった指摘がなされた。その後、専門調査会は、日常的な食生活に上乗せして摂取するアグリコンの量として、エストロゲン製剤1錠分に相当する「26mg以内」とする修正案を出したが、結論は出ず、現在も審議が続いている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■参考資料
1)朝日新聞 平成17年9月23日
2)大豆イソフラボンの安全性評価について(案):新開発食品専門調査会 平成17年4月
 内閣府・ 第25回新開発食品専門調査会
3)ためしてガッテン;豆乳!ウワサの大検証(2005年9月28日放送)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エッ!? 納豆にがんリスク…1日2パックで“危険”・・・予防効果のイソフラボン、取りすぎると逆の働き
 健康食品として大ブームの大豆食品だが、美容やがんに効果があるとされる成分「イソフラボン」に、取りすぎると逆にがん発生リスクを高める恐れがあることが発覚。食品安全委員会が1日の摂取量の目安を検討したところ、あまりに少ない量となってしまったのだ。国民食・大豆の一体何が問題なのか。 ・・・中略
 食品安全委員会が安全評価をすることになった直接のきっかけは、昨年3月、イソフラボンの含有量を高めたみそなどが特定保健用食品(トクホ)に申請されたこと。「イソフラボンはがんなどに効くとされる一方、取りすぎると内分泌をかき乱し、逆にがんリスクを高める恐れがあることから、専門家が1日の摂取量を検討することになった」とは、同委員会。
 過ぎたるは…とはいえ、正反対の効果がありうるとはどういうことか。健康食品に詳しい小内亨氏は「植物エストロゲンには、微妙な状況の差により、抗ホルモン作用とホルモン作用の両方がおき得るのです」と説明する。
 ・・・ そこで、同委員会が日本人が摂取する1日あたりの大豆食品の量や研究データなどを元に、サプリメントや大豆食品からのイソフラボン摂取目安量を検討したところ、出てきた数字が男性で70ミリグラム、閉経前の女性で59ミリグラム、閉経後の女性で71ミリグラム。
  この量では、たとえば納豆なら100グラム、2パック程度で超えてしまう。また大手飲料メーカーではイソフラボン入り飲料をこの夏発売。人気商品となっているが、この飲料は500ミリリットルの製品で20ミリグラムを含む。
 このため業界などから「あまりに目安量が少ない」「大豆で健康被害など聞いたことがない」などの批判が相次いだ。 ・・・中略
 前出の小内氏は「食品の場合は他の栄養素とトータルで摂取され、相互作用があるが、サプリメントや強化食品はある栄養素だけが強調され効果が違ってくる可能性もある。サプリメントには目安量を設けるべきだが、食品も一緒に論じるのは暴論では」と話しているが。<ZAKZAK 2005/11/04>より

★海外の研究では、イソフラボン摂取量が多いグループではがんのリスクが低下するという報告がある一方で、英国では、イソフラボンの血中濃度が高いと乳がんのリスクが上昇するとの研究結果も明らかになっているそうだ。コレステロール基準値、正常血圧値など定説は覆る!納豆やキムチなど“安全性”がゆらいでいる・・・?
================================================================

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 納豆にがんリスク:

» なっとう トラックバック ひよっこエンジニアリング
livedoor ニュース - フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)  フジテレビ系列の『発掘!あるある大辞典II』は前まえから「放送内容が事前に流通サイドに流れて...... [続きを読む]

受信: 2007年1月15日 (月曜日) 20時56分

コメント

1年に365パック以上は確実に食べてる俺は血液検査の全ての数値が
正常で、「これほど全部が正常値に近い人は今は少ない、偉いよぉ」って
褒められました、38歳だけど顔にシワもなく30にも見えないって
言われるし、小学生の時から「納豆は固い血液を溶かす」
「病気にならないし骨が強くなる」と知った事を信じ込んでいたおかげか

食品なんて良いトコも悪いトコもある、こんな学者さん方の発表だけで 
「納豆は癌になるんだって、食べれないね」なんて言うほど
心配なら、毎日、かけ足程度でいいから30分ほどジョギングしなさいっ

投稿: | 2012年12月 8日 (土曜日) 21時23分

納豆は肝がんにもなるらしいですね
これじゃ女性は食べられません

投稿: mari | 2012年2月 4日 (土曜日) 23時54分

最近納豆にはなりすぎて1日3パックとか
食べてるからこれからは1パックにしよう。。
でもあの納豆が害だなんて思えないんだけどなぁ・・

投稿: みぃくん | 2011年4月23日 (土曜日) 10時15分

逆にいえば、100グラム以下ならいいって事でしょ?
納豆好きじゃない限り一日に2パック以上も摂取しないし
食品から酵素をとれる貴重な食材だからね。
危ないってのは語弊があると思うよ。

投稿:   | 2011年3月18日 (金曜日) 16時49分

やっぱり納豆って危ないのですね
友人も言ってました

投稿: kuro | 2009年11月 7日 (土曜日) 20時00分

この記事へのコメントは終了しました。