食品

2007年10月24日 (水)

これを食べてはいけない!

■何を食べるか、もいいけれど、何を食べないか、が問題だ!
――知らないですませますか?今日食べた食品たちの“裏の顔”

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 「ミートホープ」、「白い恋人」、「赤福」、「比内地鶏」…。まさにどこまで続く○○ぞ、というほどここに来て立て続けに明らかにされる食の安心・安全に関わるウソ、ウソ、ウソ。
そんな話題に合わせてか、安心・安全ニーズの高まりに合わせてか、またまた出ましたその手の情報・啓蒙書。
 これを食べてはいけない』(郡司和夫著 三笠書房社刊 ¥1,300+税

 今までもこの類の本は何冊も出ていて、内容の真偽のほどが取りざたさてたことも記憶に新しいが、日頃あまり深く考えないで食べている我々としては「そうなのかもしれないな」と知っておくだけでも意義はあるように思える。
 米に始まり惣菜類まで96の食品・食材を取り上げ、何が危険なのかを解説している。
 例えばマグロ刺身の項では、肉身を赤く見せるために一酸化炭素での着色が大っぴらに行われているという。一酸化炭素の残留した食品は白血球の減少をおこす恐れがあり、人命に関わることから食品衛生法では禁止されているのに…だ。しかも生身の物なのに保存性を高めるため添加剤が使われている云々。
 信用する、しないはともかく、一通り目を通した後は「じゃ、いったい何を食べたらいいんだ」という思いにさせられるが、この本はそんな思いに一項目ごとに自衛策を紹介している。豆腐で言えば、「国産大豆100%使用」と表示のあるもの、「消泡剤不使用」とあれば安心、「にがり」は塩化マグネシウム含有の物を…等々。
 毎日の買い物で守ろうとすると大変な知識を持たないとできないが、裏返せば安心・安全な食品を手に入れようとするにはそれくらい労力を必要とする時代なんだということを思い知らされる。
 ともあれ誰しも、知らなかった物事の裏側を知るのは大いに好奇心を満たしてはくれるので「ヘエ~そうだったんだ」という欲求の強い人に一読をお奨め。
 ただ間違っても食事しながら読まない方がいいな、というのが教訓!?。

※郡司和夫氏は以前同種の『食品のカラクリ』で話題になった著者。有害食品の追放がライフワークとか。

●参考:まだまだこんなにあります、食品の安心・安全に関する書籍
 『食品の裏側』(東洋経済新報社 ¥1,470)
 『検証!日本の食卓』(産経新聞社会部編 ¥1,575)
 『食の安全 心配ご無用』(朝日新聞社 ¥1,365)
 『食べたい、安全』(講談社 ¥1,365)
 『食べてはいけない!危険な食品添加物』(徳間書店 ¥1,365)
 『図解でわかる危ない食材』(日本実業出版 ¥1,575)
 『食べるな、危険』『新・食べるな、危険』(講談社 ¥1,470)
 『食品添加物の危険度がわかる事典』(KKベストセラーズ ¥1,575)
 『「食品報道」のウソを見破る食卓の安全学』(家の光協会 ¥1,470)

●同様に物事の裏側を暴露した最近の本に、環境関連だが『環境問題はなぜウソがまかり通るか』(武田邦彦著 洋泉社刊 ¥952+税)も示唆に富んでいる。最近、1号本の批判に答える形で2号本も出て話題になりかけているのでご注目。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<ライター:三紀旭 淳>

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<参考>
▼科学技術は誰のために?郡司和夫:日本の食問題
※YouTube投稿: atashijp氏

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