東大寺に「お水取り」の水を届ける
お水送り
■福井県小浜市若狭神宮寺「お水送り」(3月2日)

◆【見どころ】
小浜・鵜の瀬の水が10日かかって奈良東大寺二月堂の「若狭井(わかさのい)」に届くと言われ、春を告げる行事として有名な「お水取り」に使われる水を送るおごそかな伝統神事である。
お水送りの神事は夕闇迫る午後6時から始まる。
神宮寺本堂の回廊から赤装束の僧が大松明を左右に振りかざす達陀(だったん)の行が行われ、大護摩に火が焚かれる。その後、山伏(やまぶし)姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に、大護摩からもらいうけた火を手に、三千人ほどの松明行列が、2キロ上流の鵜の瀬へ向かい鵜の瀬でも護摩が焚かれると白装束の住職が祝詞を読み上げ、竹筒からお香水(こうずい)が遠敷川へ注がれる。その水がゆっくりと東大寺まで旅をして「お水取り」に使われると言われている。
◆【由来】
かつて、東大寺を開山した別当良弁(ろうべん)僧正の母が故郷の水を飲みたいと祈願すると「若狭井」から湧き出したという説などが元と言われ、天平時代から1200年も続く儀式である。
◆交通アクセス:JR小浜線東小浜駅下車
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<ライター/マツリ大使>
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